日本オラクルは2月23日、無線LANとICタグ、赤外線を使った屋内向け位置情報管理システムの提供を4月1日に開始すると発表した。
提供するシステムは、同社が開発したフレームワーク「Real Time Locating System」の位置検出技術を用いたもの。管理対象とする屋内の物品や人に専用タグを添付し、位置情報を無線LANや赤外線、微弱無線などでリアルタイムに検知する。位置データは管理用サーバに格納する。これにより、位置情報と業務データを連携させた在庫管理や倉庫管理が実現可能になるという。
システムの構築にあたり、米AeroScoutおよび米Ekahauと技術提携し、位置情報の検知から管理用データサーバまでを統合的に運用する仕組みを開発した。また、今後NEC、富士通プライムソフトテクノロジとの協業体制を拡充し、各社の位置情報検知技術との連携も行う。
日本オラクルは、倉庫業や製造業、病院、港湾、空港などの、無線を活用した位置情報管理システムへの高い需要が見込まれる業種を対象に営業活動を展開するとしている。
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