Computer Associates(CA)は自社の特許ポートフォリオの一部をオープンソースの開発者に公開し、すでにこうした動きに出ている他社を追従する計画を進めている。
同社関係者によると、CAは自社の特許を利用して、オープンソース製品に対する法的攻撃からユーザーや開発者を守る考えもあるという。特許の公開時期やライセンス条件の詳細については今後決定されると、この関係者は述べた。
CAの今回の決定は、同様に特許を開放したIBMやSun Microsystemsに続くものとなる。IBMは1月に、同社が保有する500件の特許をオープンソースの開発者が利用できるようにし、またSunもオープンソースのSolarisオペレーションシステムに関連する特許を公開した。
Linuxベンダー最大手のRed Hatは、基本的にソフトウェア特許に反対の姿勢を示しており、自社のオープンソースソフトウェアの自由な利用を認めている。またNovellでは、同社が保有する特許を使って、オープンソースソフトウェアを攻撃する訴訟の阻止や反撃を行うを明言している。
CAは昨年、大規模なビジネスアプリケーションに利用されるリレーショナルデータベースIngres r3を中心にしたオープンソースプロジェクトを立ち上げた。
同社最高経営責任者のJohn Swainsonは先週、オープンソースプロジェクトを通して、同社製品が採用されるための方策を今後も模索すると述べた。
さらにCAは、同社製品の採用を促すためのソフトウェアも無償で配布している。同社は今年、複数のデータベースを簡単に管理できるようにするデータベース管理ツールをリリースする予定だ。このUnicenterブランドの製品は今年春にベータテストが始まると、同社開発部シニアバイスプレジデントのTony Gaughanは述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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