NECは2月17日、企業向けサーバ「NX7700iシリーズ」用として、Red Hat Enterprise Linux v.4と障害原因調査サービスなどをセット提供する「Linux拡張サービスセット(NX7700i用)」の販売を開始した。税別の標準価格は年額60万円(4CPUモデル)から。4月8日に出荷を開始する。
Red Hat Enterprise Linux v.4は米Red HadのLinux OSで、Linuxカーネルの最新バージョンである2.6を採用している。8CPU以上のマルチプロセッサ構成が可能なほか、旧版に対してメモリ容量の拡大やタスクスケジューラの強化を図り、処理性能の大幅な向上を実現したという。
Linux拡張サービスセット(NX7700i用)では、障害発生時の原因調査や解決方法の提示、アップデートモジュールの提供などを行うサポートサービスを、Red Hat Enterprise Linux v.4とともに提供する。「同セットにより、Linuxを用いた基幹業務システムの構築が容易になる」(NEC)
さらに、NECはLinux基幹業務システム対応の強化策として、サーバ構成管理ソフトウェアSystemGlobeGlobalMaster、クラスタリングソフトウェアCLUSTERPROなどのミドルウェア製品群VALUMOや、データベースOracle Database 10gへの対応を、2005年第1四半期中に実現する予定である。
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