野村総合研究所(NRI、藤沼彰久社長)とテプコシステムズ(テプシス、小口俊夫社長)は2月10日、互いを有力な連携企業の1つとして認識し、一般市場向けの新規事業と、重点事業領域における協業を強化すると発表した。
具体的な活動として、一般市場向けの新規事業領域では、共同による研究開発・事業開発を通じ、新たな事業領域を開拓するためのスキームを確立する。両社の強みを生かした新規事業開発を始め、両社のソリューション販売における相互協力、セミナー・展示会などの共同開催、技術者の人的交流など、マーケティング・セールスおよび技術の相互補完を目指す。
両社の重点事業領域では、それぞれの強み・弱みを相互補完することで、売上拡大、品質向上、生産性向上などを実現するためのスキームを確立する。
東京電力の情報システム子会社であるテプシスでは、東京電力におけるエネルギーと情報通信のトータルソリューション事業の開拓を推進しているが、今回、その計画立案・推進にNRIが参画することで、既存顧客へのサービス強化を図ることができるとしている。
一方、NRIでは、既存顧客のシステムに関する企画・開発・保守・運用にテプシスの経営資源やノウハウを活用することによって、顧客へのサービス高度化を実現できる。
なお、今後の事業拡大にあたり、両社の開発パートナーであるアルゴ21(佐藤雄二朗社長)の協力が重要であると判断、両社で協調してアルゴ21の株式を取得し、それぞれ8.66%(100万株)を保有した。これを機に、3社で緊密な連携を図っていく。
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