アップル、デスクトップ検索機能「Spotlight」の詳細を明らかに

Ina Fried(CNET News.com)2004年11月11日 12時37分

 現在各社の検索技術が脚光を浴びているが、Apple Computerでは優れたデスクトップ検索機能を、次期Mac OS Xの大きな柱に据えようとしている。

 Googleの株式公開や、Microsoftからまもなくリリースされる自社開発のMSN Searchなどの影響で、これまではインターネット中心だった検索技術を巡る議論が、デスクトップへと急速に移りつつある。そして今、ウェブ検索分野にはほとんど足を踏み入れずに来たAppleが、ハードディスク上での検索を容易にすべく、そのための技術開発を進めている。

 Spotlightデスクトップ検索機能の詳細は、Appleのサイトで先週公開されたドキュメントに記されている。Appleは、OS Xの次期アップグレード版となる「Tiger」を6月に発表した際、Spotlightに関しては簡単にしか触れなかった。だが、今回出された新しいドキュメントでは、Spotlightの仕組みと、来年前半の登場時に可能になる事柄が詳細に述べられている。

Spotlightではどんなファイルを扱えるのか
・プレーンテキスト
・リッチテキストフォーマット(RFT)
・PDF書類
・Microsoft Word書類
・Microsoft Excelシート
・Mac OS X Mailのメッセージ
・Address Bookの連絡先
・Photoshopの画像ファイル
・MP3およびAAC形式の音楽ファイル
・QuickTimeムービー
・JPEG、GIF、TIFF、PNG、EXIF形式の画像ファイル

 Spotlightは簡単にいうと、すべてのファイルを追跡するインデックス作成エンジンで、どのファイルがいつ作成されたか、いつ開かれたか、あるいはいつ変更/複製/削除されたかなどを逐一記録する。これらの情報に加え、各ファイルの内容全体を常に記録しているため、Spotlightでは起動と同時に素早く強力なファイル検索が行えるようになる。たとえば、ユーザーが今度の休暇のために保管しておいた旅行関連の情報の在処を思い出そうとしている時に、Spotlightのほうはすでに「ジャマイカ」や「ホテル」といった単語を含むファイルをすべて把握している、という具合だ。

 AppleのMac OS Xマーケティング担当シニアディレクター、Ken Bereskinは、「この技術はパーソナルコンピュータの使い方に変革をもたらすだろう。検索エンジンによるインターネットの使い方の変化を見れば、そのことは一目瞭然だ」と語った。

 今日、ほとんどのユーザーはファイルとフォルダを使ったシステムに頼って情報を整理している。旅行プランを見つけ出すには、「書類」フォルダのなかに「個人用」フォルダがあり、さらにそこに「旅行」フォルダがあり、またその中に「ジャマイカ」フォルダがあるという具合に、サブフォルダをどのように整理したかを覚えておく必要がある。

 だが、Spotlightがあれば、このような心配は無用になる。単純な検索を実行するだけで、ジャマイカに関連するものすべてが見つかるのだ。また、Tigerには「Smart Folders」と呼ばれるアイデアもあり、キーワードやファイル属性の組み合わせでファイルをひとまとめにしてくれる。

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