アロシステムは、NTT西日本およびNTTレゾナントと共同で、ブロードバンド回線を利用した情報・広告配信のトライアルを開始すると発表した。
パソコン販売店や、DVDコンテンツの販売を行っている店舗では、映像を利用した広告が行われることが多い。従来はビデオテープやDVDといったメディアで各店舗に配信されていたが、メディアの複製や送付に費用がかかり、店舗側でも再生用デッキのメンテナンスなどが必要だった。
今回のトライアルは、ブロードバンド回線を利用して情報や広告映像を配信することでこうした費用を削減し、かつタイムリーな情報提供を実現する。情報・広告をネットワークを通じて配信するという新サービスの可能性と、店舗内での広告映像表示による商品販売増や顧客満足度の向上に役立てる新たな広告メディアとしての可能性の検証を行う。
表示される情報・広告は単純に管理システム側から一定のものを配信するのではなく、店舗や売り場などにあわせて異なるものを配信したり、文字テロップの挿入を行ったりすることも可能だ。管理端末では詳細なスケジュール管理などを行うことができるほか、iモード対応携帯電話を利用して遠隔から表示装置ごとにコンテンツを即時に変更してタイムリーな情報提供を行うことができる。また、表示されたコンテンツを利用者が操作して必要な情報を引き出すというインタラクティブ性も持っている。
トライアルは、アロシステムが運営するパソコンショップ「パソコン工房」と、CD・DVDショップ「Dive」の店舗内にあるディスプレイに対して行われる。1月12日から3月15日にかけて、取り扱い商品のプロモーションコンテンツや店舗の告知情報等を配信する予定だ。配信には、NTT西日本の回線と、NTTレゾナントの情報・広告配信サービスプラットフォームを利用する。
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