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スパイクソース、オープンソース関連サービスの計画を発表

Martin LaMonica(CNET News.com)2005年01月05日 12時27分
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 Kim Polese率いる新興企業のSpikeSourceが、企業におけるオープンソースソフトウェアの人気拡大を利用する計画の新たな詳細を明らかにした。

 SpikeSourceは昨年の設立時に、オープンソースのパッケージコンポーネントに対する保守およびサポートサービスを企業に提供していくとしていた。Poleseは、CNET News.comとのインタビューのなかで同社が計画中のサービスの詳細を明らかにしたが、そのなかにはソフトウェアの自動配布や、オープンソースとプロプライエタリの両方を組み合わせた「ハイブリッド」なインフラソフトウェア向けサービスなどが含まれていた。

 「われわれはソフトウェアをサービスとして提供することに重点を置いている。このサービスでは、オープンソースのスタックに関して一連のアップデートを提供したり、それをリモートから管理したりする」とPoleseは述べ、「われわれはソフトを、自社で管理するものから、完全に統合/サポートされるものにする」と付け加えた。

 PoleseがCEO(最高経営責任者)を務めていたMarimbaでも、ソフトウェアのアップグレードを企業ネットワーク上で自動配信するツールを開発していた。同社は2004年4月にシステム管理ソフトメーカーのBMC Softwareに買収された。

 Poleseによると、SpikeSourceでは先月ベータテストが始まったすべてのサービスラインアップの提供を、2005年上半期に開始する計画だという。またソフトウェアのアップデートサービスについては、同年第2四半期に始める予定だ。

 企業各社がオープンソースのアプリケーションを採用するケースがますます増えているが、SpikeSourceもこうした流れを利用したいと考えている会社の1つ。大企業では、ApacheウェブサーバやLinux OSといったソフトの利用が一般化しており、また各社は現在データベースやJavaアプリケーションサーバなどのインフラソフトウェアを利用したビジネスアプリケーションの開発を検討している。

 オープンソースのソフトウェアは、品質面については問題ないものの、データベースや開発ツールなどの業務アプリケーション構築に必要な製品は、一般的に互換性を考慮せずに開発されている。SpikeSourceと、SourceLabsという別の新興企業は、さまざまなコンポーネントを集めて、テスト済みの認定「スタック」をつくることにそれぞれ取り組んでいる。

 SpikeSourceでは当初、Linux、Apache、MySQLデータベース、およびJBossオープンソースJavaアプリケーションサーバで構成するパッケージを用意する。これに対するサブスクリプション形式のサポート/保守サービスは、先月ベータプログラムが開始されている。

 しかしSpikeSourceは、PHP、Perl、Pythonの各開発言語のサポートなど、インフラソフトウェア・コンポーネントのほかの組み合わせも提供していく、とPoleseはいう。また同社にはMicrosoft Windows、Sun MicrosystemsのSolaris、Oracleのデータベースアプリケーションといった市販製品を含んだスタックを作成する予定もある。

 SpikeSourceは、各種製品の新バージョンやセキュリティアップデート登場に合わせて顧客にアップデートを配布することになる。同社は、バグデータベースをトラッキングして利用可能なパッチを見つけ出す自動化システムも用意する。

 「今日の企業では、ニュースグループやメーリングリストをくまなく探し回り、セキュリティの脆弱性に対応する最新の修正を探し出すだけで後は何もしない担当者を用意する必要がある。だが、これらはすべて無駄な作業だ」(Polese)

 こうしたサービスを提供するエンジンとなるのは、同社が開発を進めている「プロセス自動化アプリケーション」と呼ばれるものだ。DellがPCを組み立てて配送するという手法を極めたのと同じように、SpikeSourceも自社のプロセスに関する専門知識を活かしてソフトウェアの配布と保守の合理化を目指す、と同氏は述べている。

 一方、オープンソース・インフラソフトの関連保守サービスを提供する予定もあるSourceLabsは当初、SpikeSourceと直接競合すると考えられていた。しかし、SourceLabsが計画するサービスは大きく異なるようだ。SourceLabsの営業/マーケティング担当バイスプレジデントCornelius Willisは、SourceLabsのエンジニアが、定期アップデートを円滑にするソフトウェアを開発するのではなく、パフォーマンスとスケーラビリティの向上を目指してオープンソース製品を「強固」にするテストの開発を進めている、と語っている。同社は、LAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP)の組み合わせに開発の重点を置いている。

 「テストを実施し、そのテスト結果を公表するので、スタックをダウンロードするときは、それがどのようにスケーリングするのかが分かる。これらの各種部品のコンフィギュレーションは選択肢が非常に多い」(Willis)

 Willisによると、SourceLabsはオープンソースソフトを使って大規模かつ負荷の高いアプリケーションを強化したいと考える大企業をターゲットにしているという。同社のサブスクリプションサービスの開始はまだ数カ月先になる、と同氏は述べた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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