RSAセキュリティは、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)の携帯型ゲーム機プレイステーション・ポータブル(PSP)用ソフトウェア開発ライブラリに、セキュリティ技術であるSSLを組み込むための暗号化ツールキットRSA BSAFE SSL-Cと、RSAルート証明書をライセンス供与した。RSAセキュリティが12月21日に明らかにしたもの。
PSPには、無線LANなどの通信機能を利用してインターネット接続する機能がある。SSLを利用すると、ゲームサイトなどの接続先サーバとPSPとのあいだの通信路を暗号化し、第三者による盗聴や改ざんを防げる。これにより、「ユーザーは安全なネットワーク環境で、ソフトウェアのダウンロードやユーザー登録が行える」(RSAセキュリティ)。
また、RSAルート証明書は、信頼済み認証局の証明書として組み込まれている。そのため、SSLのサーバ認証機能を利用し、第三者によるサイトのなりすましなどの不正行為を防ぐことができる。ゲームサイトなどの運営会社は、インテックコミュニケーションズの電子証明書発行サービスEINS/PKIなど、RSAセキュリティのパートナー認証局から発行されるサーバ証明書を使用して、SSLによる暗号通信とサイト証明が行える。
なお、RSA BSAFE SSL-Cは、プレイステーション2用の開発ライブラリにも採用されていた。
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