RSAセキュリティは、任天堂の携帯型ゲーム機ニンテンドーDS(12月2日発売)に対し、暗号化ツールキットRSA BSAFE Crypto-CおよびRSA BSAFE Crypto-C MicroEditionをライセンス供与した。RSAセキュリティが12月2日に明らかにしたもの。RSA BSAFEを使用することで、ニンテンドーDSの無線通信でセキュリティを確保し、ゲームソフトウェアの著作権保護や不正コピー防止が可能となる。
ニンテンドーDSには、ほかのニンテンドーDSや店舗に設置される端末(試遊機)から無線通信経由でゲームソフトウェアを受信する機能がある。この機能により、多人数の仲間で同じゲームをプレイすることや、回数/期間制限付き新作ゲームを試遊機からダウンロードして試すといったことが行える。
任天堂は、ニンテンドーDSの無線通信機能でセキュリティを確保するため、RSA BSAFEを採用した。RSA BSAFE Crypto-Cは、暗号化などの機能を組み込むための汎用的な暗号化ツールキット。ニンテンドーDS上で暗号化通信を実現し、不正コピーなどを防止できる。RSA BSAFE Crypto-C MicroEditionは、RSA BSAFE Crypto-Cのコードサイズを小さくし、小型情報機器に組み込みやすくしたバージョン。それぞれ米国の情報処理標準規格であるFIPS 140-1と同140-2を取得しており、「米標準技術局が定める暗号製品のセキュリティ実装要件を満たしている」(RSAセキュリティ)
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