米Cisco Systemsは、ルーティング技術に関する研究開発センター(R&Dセンター)を東京都新宿区に開設する。Ciscoが米国時間12月16日に、シスコシステムズが12月17日にそれぞれ明らかにしたもの。今後5年間で1200万ドルの投資を行う。オープンは2005年2月の予定。
ルーティング技術を中心に、Cisco IOSやIOS XRソフトウェアの研究開発を行う。IPv6/マルチキャスト/モバイル無線に取り組むほか、セキュリティ技術やサービス品質(QoS)の改良も手がける。当初、10人の技術者を雇用する予定。
R&Dセンター開設の意義について、Ciscoのシニアバイスプレジデントであるマイク・ボルピ氏は以下のように述べる。「開発した製品が日本市場で通用するのであれば、その製品は世界中の市場で耐えうるだけの力量を証明されたようなものだ。R&Dセンターを日本に開設することは、優れた人材や市場機会が存在する場所に研究開発リソースを分配するという、当社がかねてから明らかにしている戦略の延長にほかならない」
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