Thomsonが米国時間10日、HD DVDプレイヤー市場への参入を発表した。また同社は、ディスクについてはHD DVDとBlu-rayの両フォーマットを製造すると述べた。
業界では、HD DVDとBlu-rayのどちらのフォーマットが最終的に標準になるかという論争が続いている。そのなかでThomsonは、両次世代DVDフォーマットへの支持を表明した最新の企業となる。
ThomsonのTechnicolor Home Entertainment Services部門を担当するプレジデントのQuentin Lillyは声明のなかで、「フォーマットが何であるかに関係なく、コンテンツ保有者から信頼されるサービスプロバイダであり続けることが、われわれの従来からの方針だ」と述べた。
HD DVDフォーマットを支持する企業には、NECや東芝などがある。 一方、ソニーをはじめ、Dell、Hewlett-Packard(HP)、松下電器産業、Royal Philips Electronics、Samsung Electronicsといった多数の大手技術ベンダはBlu-rayフォーマットを支持している。
ThomsonのTechnicolor部門はHD DVDとBlu-rayの両フォーマットに対応したディスクを製造する。しかし、同社の広報担当Monica Coullによると、同社では来年後半に登場するDVDプレイヤーではHD DVDフォーマットのみをサポートする計画で、今のところBlu-rayフォーマットに対応したプレイヤーを公開する計画はないという。
Thomsonの次世代DVDプレイヤーは、米国ではRCAブランド、欧州ではThomsonブランドで販売される予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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