サイボウズは12月2日、グループウェアの新版であるサイボウズ ガルーン Ver.1.5(3.0)の出荷を開始した。新版では、ユーザーデータ移行機能の改善など、システム管理機能を中心に強化し、「大規模な環境下での管理作業がよりスムーズに行えるようになった」(同社)という。
サイボウズ ガルーンは、社内外のシステムの入り口を集約し、各エンドユーザーに適した形で情報を提供するポータル型グループウェア。旧版に対して80カ所以上の改善を施し、「変化に素早く対応できるグループウェアとして、さらに進化した製品」(同社)としている。
主な強化点は以下の通り。
- ユーザーデータ移行機能の改善:
サーバ間でユーザーデータを移動する際、コマンドラインからデータを一括インポート/エクスポートできるようにした。旧版ではユーザー自身が個別に移行作業を行っていたが、新版ではすべてシステム管理者が処理できる
- LDAP対応の改善:
LDAPサーバへの接続時に、匿名ユーザー以外でも接続可能とした。これにより、Active Directoryなどのディレクトリサーバとの連携時に、匿名ユーザーでは参照できないユーザー情報の参照も可能となった
税別価格は旧版と同じで、購入ユーザーライセンス数によって異なる。
- 50ユーザー以下:60万円/50ユーザー
- 51〜249ユーザー:1万1000円/1ユーザー
- 250〜499ユーザー:1万円/1ユーザー
- 500〜999ユーザー:9000円/1ユーザー
- 1000〜2499ユーザー:8000円/1ユーザー
- 2500〜4999ユーザー:7500円/1ユーザー
- 5000〜9999ユーザー:7000円/1ユーザー
- 1万ユーザー以上:別途相談
サービスライセンスが有効な既存ユーザーは、無償でバージョンアップできる。
サイボウズのプレスリリース