IT業界の経営者やVCが集結:「New Industry Leaders Summit 2004」が開幕

永井美智子(CNET Japan編集部)2004年11月23日 23時55分
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  11月22日、宮崎フェニックス・シーガイア・リゾートにおいてCNET Japan主催「New Industry Leaders Summit 2004」が開幕した。会場にはインターネットビジネスを中心としたIT業界の経営者やベンチャーキャピタリストなど約100名が集まり、ベンチャー企業の成長戦略や投資家から見た投資判断のポイントなどについて活発な議論を交わした。

  キーノートセッションは「注目のネット創業者たちによるライブフリートーク」と題し、グローバル・メディア・オンライン(GMO)代表取締役会長兼社長の熊谷正寿氏、サイバーエージェント代表取締役社長の藤田晋氏、ライブドア代表取締役社長兼最高経営責任者の堀江貴文氏の3名が登場し、モデレータはネットエイジグループ代表取締役社長の西川潔氏が務めた。

左からネットエイジグループの西川潔氏、グローバル・メディア・オンラインの熊谷正寿氏、ライブドアの堀江貴文氏、サイバーエージェントの藤田晋氏

  各社とも株式公開や増資などによって、多額の資金調達をしてきている。藤田氏は「資金を預かってもすぐに利益が出るわけではないが、個人投資家だけでなく機関投資家も短期的に利益を出すことを求める傾向にあり、中長期保有を前提とする株主が少ない」と指摘。これに対し堀江氏は自社の株式を百分割したことについて触れ、「1株2000円程度になれば保有者が株価の上下を強く意識することがなくなり、結果的に長期保有につながる」とした。

  熊谷氏も「株式を証券会社の営業マンが売っていた時代は、1株2000円ではコストに見合わなかった。インターネット証券が台頭してきた今だからこそできることだ」と賛同した。

  株式分割することで株主が多くなり、実務コストが上がるという指摘に対して堀江氏は、「株主への郵便物には、雑誌の広告を入れている。会社の経営や業界動向に関心の強い層なので、反響は非常に大きかった。自分が保有する株の情報が入っているため、利用明細書などよりも郵便物の開封率は非常に高い」として、「そのうち管理部は黒字化するのではないか」と自信を見せた。

会場の聴衆は熱心に聞き入っていた

  個別セッションではインターネット分野に特化したベンチャーキャピタルのアイシーピー代表取締役社長の石部将生氏とカカクコム代表取締役社長兼CEOの穐田誉輝氏がアイシーピーの投資戦略について紹介した。サイバーエージェントの藤田氏やサイバード代表取締役社長の堀主知ロバート氏、エグゼクティブ・サーチ・ファームのエゴンゼンダーインターナショナル コンサルタントの荒巻健太郎氏は、ベンチャー企業の成長に必要な組織/人材戦略について議論した。

  また、成長するソフトウェア企業の成功のポイントについて話し合うセッションでは、経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課 課長補佐の河野太志氏がモデレータを務め、サイボウズ代表取締役社長の高須賀宣氏、リアルコム代表取締役社長の谷本肇氏、IBM Venture Capital Group, Venture Development Executiveの勝屋久氏、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ取締役の中野伸三氏、NTTデータビジネスイノベーション本部VCプロジェクトリーダーの関根智氏がそれぞれの立場から意見を交わした。

  ケンコーコム代表取締役社長の後藤玄利氏、ゴルフダイジェスト・オンライン執行役員の中村壮秀氏、富士山マガジンサービス代表取締役の西野伸一郎氏はEコマース市場における現状や差別化戦略などについて紹介した。

  同イベントは23日まで開催される予定。23日は「インターネット・モバイル・ソフトウェア関連分野におけるVC投資の展望」と題したキーノートセッションが行われるほか、Blogサービスやモバイルビジネス市場についての展望が議論される予定となっている。

本サミットの詳細については後日CNET Japanでレポート致します。

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