ドワンゴは2004年度9月期の連結中間決算を発表した。これによると売上高は168億3100万円(前年同期比51.2%増)、営業利益は30億8300万円(同86.7%増)、経常利益は29億9200万円(同91.2%増)と全部門において増益となっている。
また、同社の出資先であるコネクトテクノロジーズの東証マザーズ上場に伴い、保有していた株の大半を売却。これにより投資有価証券売却益が12億9300万円発生したため、純利益は23億9000万円(前年同期比180.9%増)と大幅に伸長している。
業績が好調だった理由を、同社はモバイルコンテンツ市場の中核だった着信メロディからより高単価な着うた、着ムービーなどのリッチコンテンツへ移行しているためと分析。今後もユーザーの利用度の高いジャンルへのビジネスを続けるとしている。
次期の見通しだが、同社は携帯コンテンツ市場の拡大を理由に増益を見込んでいるものの、それにともなう運営人員、各種ライセンス費用などの増加、2003年末から行っているEコマースビジネスへの先行投資要素などを理由に連結業績を売上高200億円(対前期比18.8%増)、経常利益34億円(同13.6%増)、純利益を19億6000万円(同18%減)と予想している。
ドワンゴは2003年7月17日に東証マザーズに上場、2004年9月21日付けで東証一部に市場を変更している。
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