沖電気工業(篠塚勝正社長)は、企業の情報通信融合環境の運用をトータルに請け負う新サービス「沖TNSアウトソーシング」を11月11日から開始した。3年間で300億円の売り上げを目指す。
「沖TNSアウトソーシング」は、データセンター運用やIP電話音質常時監視サービスなどを基盤に、メール・グループウェア・Webアプリケーションなどを連携し、情報通信融合環境を一括して月額料金で提供するサービス。
企業では、システム導入の初期費用が必要なく、内線電話サービスや運用管理を月々のサービス料で利用できる「IPセントレックスサービス」の導入が増えている。しかし、単に経費を削減するといった側面だけでなく、ネットワーク設備の最適なロケーション配置や、より生産性の高いワークスタイルの実現といった視点から、電話と情報システムを融合した基盤システムの導入が検討されるようになってきた。
今回、こうしたニーズに対応するため、企業向けIP電話向けのアウトソーシングサービス「沖トータル・ネットワーク・サービス(沖TNS)」のメニューに、情報通信融合型テレフォニーサーバー「IP CONVERGENCE Server SS9100(SS9100)」を中心とした情報通信融合のためのソリューションを追加することにした。
さらに、インターネット接続サービスやメール・Webサーバーホスティングサービス、資産管理や通信事業者への料金支払代行などの運用管理業務、ネットワーク監視・管理までをサービスメニューに拡充し、情報通信融合環境の運用を総合的に請け負う「沖TNSアウトソーシング」として商品化した。
同サービスを導入することで、企業では、(1)ワークスタイルの変革、(2)運用管理業務の軽減、(3)24時間365日監視による安心感─―などを実現できる。
なお、同サービスは、国内300拠点のサポート拠点をもち、サポートサービスビジネスを展開する沖電気カスタマアドテック、PBXユーザーの保守運用実績をもつ沖ウィンテック、およびネットワークサービスのソリューション提供を行うアイピイ・ネットなど、沖電気グループの関連企業各社との緊密な連携体制によって展開していく計画。
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