NTTコミュニケーションズは11月10日、2004年4月1日から9月30日までの2004年度(第6期)中間決算を発表した。営業収益は4808億4900万円(前年同期比1.5%減)、営業利益は479億6500万円(同30.5%減)、経常利益は467億9300万円(同31.3%減)となっている。
各サービス別の収益は、固定電話市場の縮小やIP電話の競争激化により音声伝送収入が2298億4500万円(前年同期比6.3%減)と減少。専用収入もVPNサービスなどに移行する傾向があることから、701億9400万円(同20.4%減)となった。しかし、データ伝送収入に関しては1681億1300万円(同11.7%増)と、IP系サービスのニーズを受けて順調な伸びを示している。
同社では今後、企業向けの光アクセス回線を利用した直収電話サービス、個人とSOHO向けには画期的な通話料金で提供する新サービス「PL@TINUM LINE(プラチナ・ライン)」などにより収益の維持に努めるという。また、専用サービスついても徹底したコスト削減努力を継続し、新たな収益の柱として成長しつつあるIP系サービスを中心にリソースを集中させることで、収益の改善を図る。
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