米ビジアム・インクは非音楽コンテンツ専用ダウンロード販売事業「Jugemu Project(ジュゲム・プロジェクト)」を日本国内で開始することを発表した。来春のサービス開始を予定している。
iTunes Music Storeをはじめ、音楽コンテンツのダウンロード販売が活気づいている。米国では「Audible.com」による非音楽コンテンツの販売が定着している。日本でも携帯音楽プレイヤーが普及してきていることから、同社は今後非音楽コンテンツの需要が見込めるとしている。
「Jugemu Project」で扱われるのは、小説などの朗読や、落語・漫才、ラジオ番組、環境音・自然音といった音楽以外の音声コンテンツだ。通勤・通学中、ドライブ中など音声以外を楽しむのが難しい環境や、高齢者や視覚障害者など文字を読むのに障害があるユーザーがターゲットとなる。
すでに同社は、在京の一部のラジオ局や出版社といったコンテンツホルダーとの交渉を進めており、来春にもサービスを開始する予定だという。
ダウンロードによるノンパッケージ販売は、CDなどのパッケージメディアとしては流通しづらいコンテンツの配信が可能であるとし、過去の優れたコンテンツによる新たなビジネスチャンスを生み出せるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス