NovellのSuSE LinuxをプレインストールしたサーバをDellが提供するための提携を、DellとNovellの両社が米国時間27日に発表する見通しであることが、CNET News.comの入手した情報から明らかになった。
Dellはこれまで、市場首位のRed Hat Linuxをプレインストールしたサーバを提供してきた。第2位のSuSEはカスタマイズ費用の負担をいとわない顧客向けの特別オプション扱いだった。
だが計画に詳しい情報筋によると、同社は今後、SuSEの扱いをRed Hatと同じレベルに引き上げる見通しだという。
GartnerのアナリストJohn Enckは、「Novellにとっては素晴らしいニュースだ。これでSuSEは主要ベンダすべてに採用されたことになる」と語った。サーバ市場は、Dellのほか、IBMやHewlett-Packard、Sun Microsystemsが独占しているが、これら各社は既にSuSE Linuxを自社サーバにインストールして販売している。
DellとNovellは今回の提携に関してコメントを控えている。しかし、両社の幹部は、この提携が理にかなったものだという考えを示唆している。
2003年当時、DellとNovellはお互いの製品を組み合わせた際の動作を両社の顧客に保証すべく連携を開始した、と当時のSuSE最高経営責任者(CEO)Richard Seibtは述べていた。Dellの幹部も先週インタビューに答え、SuSE Linuxを提供すれば、顧客が望むものを提供するという、同社の最も重視している使命を果たすことができると述べた。
Dellのワールドワイド・エンタープライズ・マーケティング担当バイスプレジデントPaul Gottsegenは、「SuSE Linuxに対する需要は確かにある。現在、われわれはRed Hatを多数販売しているほか、中小企業にはSuSE Linuxをある程度提供している。どちらの市場も大きい。特に米国外ではSuSEが強い」と述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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