米Novellでは、11月初旬にデスクトップ向けLinuxの最新版をリリースする計画だ。
この「SuSE Linux Professional 9.2」は、32bitプロセッサのほか、Advanced Micro Devices(AMD)のAthlon 64やIntelのExtended Memory 64技術を搭載したプロセッサをベースとしたPC向けに設計されていると、同社では説明する。Linuxカーネル2.6.8をベースとした同OSは、無線LANや他のネットワーク間でのローミングを実現するBluetoothや各種ハードウェアをサポートするほか、パワーマネジメント機能が強化されている。
同製品では、一般のコンシューマばかりでなく、マニアも対象していると、同社は説明する。
今年に入って同OSがアップデートされるのは、今回で2回目だ。NovellやRed Hatのようなオープンソースソフトウェア・メーカーでは、MicrosoftのWindowsに対抗するため、コンシューマ製品の強化を行ってきている。
「今回のアップデートにより、より多くのホームユーザーが他の製品からSuSE Linux Professional 9.2に自信を持って容易に移行できると信じている」と、NovellのバイスプレジデントMarkus Rexは声明の中で語る。
同製品には、Linuxやクロスプラットフォームでの開発に興味があるオープンソースユーザーのために、KDevelopやEclipse、Monoといった開発プラットフォームもバンドルされる。その他の特徴としては、インストール後の自動ファイアウォール設定によって強化されたセキュリティ機能や、グラフィカルなデスクトップ環境を実現するKDE 3.3とGNOME 2.6をサポートしていることが挙げられる。
同製品の価格は89.95ドルで、90日間のインストールサポートが含まれている。既存ユーザーを対象としたアップデート版と学生向けのアカデミック版は、59.95ドルで提供される。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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