日本IBMは10月20日、POWER5プロセッサ搭載サーバIBM eServer p5 595および同p5 590と、同i5 595の出荷を11月19日に開始すると発表した。税込み価格は、p5 595が1億5414万8400円から、p5 590が8090万4600円から、i5 595が2億2400万円から。
プロセッサの動作周波数は、p5 595が1.9GHzまたは1.65GHz、p5 590およびi5 595が1.65GHz。搭載可能なプロセッサ数は、p5 595とi5 595が最大64個、p5 590が最大32個。1.9GHz版p5 595は、従来機pSeries 690 に比べ約3倍高い処理性能を持ち、7つの業界標準ベンチマークテストで最高の値を出したという。p5 590は3つのベンチマークテストで記録を更新したという。また、i5 595は従来機の4倍以上の性能を持つ。
POWER5は、マイクロパーティションなどさまざまな仮想化機能を備え、1台のサーバで、AIXやLinuxなど複数のOSを同時実行する仮想サーバを最大254個構築できる。さらに、稼働中でも処理負荷に応じてプロセッサやメモリなどの資源を自動再配置できる。
対応OSは、AIX 5L V5.3/同V5.2、i5/OS V5R3、SUSE LINUX Enterprise Server 9 for POWER、Red Hat Enterprise Linux Advanced Server 3 for POWER(Update 3)。
なお、p5 595は、九州大学の情報基盤センターへの納入が決まっている。
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