America Online(AOL)は14日(米国時間)、PCのハードディスク内のファイルをスキャンする新検索エンジンをテスト中であることを認めた。Googleはすでに今週、同様のツールをリリースしている。
AOLの計画に詳しい情報筋によると、同社のデスクトップ検索ツールは社内開発されたものではなく、サードパーティの技術を利用して作られたものだという。この情報筋は、デスクトップ検索におけるパートナー企業の名を明らかにしなかったが、Googleではないと述べている。
この情報筋によると、このデスクトップ検索機能は現在、AOLが開発中のスタンドアローン型ウェブブラウザのテストバージョンで提供されているという。
AOLの広報担当Anne Bentleyは、このデスクトップ検索ツールがAOL Browserと共に現在テスト段階にあると認めたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。AOL Browserは11月にもリリースされる予定だとBentleyは述べる。
また同社は15日、これとは別にAOL.comの新デザインを発表した。既報の通り、AOLは人気ウェブポータルの構築に再び力を入れており、今回のデザイン一新は、そのための最新の試みであるといえる。
AOLのデスクトップ検索エンジンは、ウェブ検索での成功を新たな分野に拡大しようとするGoogleやMicrosoftなどのライバルと対決することになる。これまで独自の検索エンジン開発に力を入れてこなかったAOLにとって、今後の道のりは長いだろう。
AOLのデスクトップ検索ツールと、Googleが14日に発表した同様のアプリケーションは、多くの機能が重複している。両製品とも、WordやExcelなどのMicrosoft Officeファイルや写真、音楽、AOL Instant Messengerのチャットログ、Internet Explorer(IE)で以前アクセスしたウェブページなどを検索する機能をもつ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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