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マイクロソフトやインテルなど5社が、ウェブサービスの管理仕様を策定

Martin LaMonica(CNET News.com)2004年10月12日 21時02分
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 ソフトウェアプログラム同士をつなぐ手段としてWebサービスの人気が高まっているが、Microsoftをはじめとする大手企業連合はいま、Webサービスを企業向けサーバから携帯電話に至るまで、あらゆる機器の管理手段として売り込もうとしている。

 Microsoft、Intel、Advanced Micro Devices(AMD)、Dell、Sun Microsystemsの5社がつくる企業連合は8日(米国時間)、ネットワークにつながる様々な種類の機器を管理を簡素化するようよう設計されたWebサービス管理仕様を発表した。Microsoftらは、Web Services Management(WS-Management)と呼ばれるこの仕様を業界標準として確立したい考えだ。

 同企業連合は、標準化団体Distributed Management Task Force(DMTF)が今週開催する会合でWS-Managementを発表する予定だが、同仕様の完成版をどの標準化団体に提出するかはまだ決めていない。

 同仕様に準拠した製品を使用することにより、ネットワーク管理者はネットワークに接続された機器が正常に動作しているか否かの調査や、潜在的問題への対処が可能となる。Microsoftは2005年後半に同仕様に準拠した製品の開発に着手すると見られる。

 アナリストらは、WS-Managementと他の仕様を組み合わせることにより、セットトップボックスやTiVo製品のようなデジタルビデオレコーダ(DVR)などの管理も可能になると指摘する。例えば、インターネットサービスプロバイダ(ISP)、ケーブル会社、ハードウェアメーカーらは、WS-Managementを使って遠隔から家庭用電子機器の設定/アップデートを行なえるようになるため、新サービスの提供も可能になる。

 Webサービスとは、ソフトウェアコンポーネント間の情報共有を従来に比べはるかに容易にする、各標準に準拠したインターネットミドルウェアの総称である。WS-Managementも既存の管理システムと同様に、ハードウェアのクラッシュを防いだり、管理者が容易に問題箇所を修正できるように設計されている。だが、MicrosoftのWindows/企業管理部門のマーケティング担当ディレクター、David Hamiltonによると、同仕様の作成者らは機器を追跡するための新たな方法が必要と判断したという。

 「確かにデータセンターの管理に適した管理ソリューションはあるが、それらはブレードサーバや無線機器といった新フォームファクタの管理には不適当だ」(Hamilton)

 Microsoftのプラットフォーム戦略グループのリードプロダクトマネジャー、Pete McKiernanによると、既存のシステム管理プログラムは主に企業向けデータセンターに重点を置いているのに対し、WS-Managementはサーバ、PC、携帯電話、家電製品の管理に適しているという。

 WS-Managementの支持者は、この新管理システムがハードウェアメーカー企業とソフトウェア企業の両方で導入されることを想定している。米国時間8日の発表に続き、同仕様の作成者らは今後業界からフィードバックを募り、それに基づき、来年一杯かけて修正を行なう予定だ。

 Microsoftは来年後半に登場するWindows Serverのアップデート版と、2006年に発売予定のMicrosoft Operations Manager管理ソフトウェアに、WS-Managementのサポート機能を組み込む計画だ。

 IntelはWebサービス管理のサポート機能を同社のチップセット製品やファームウェアに組み込む見通しだが、ただしこのための具体的なスケジュールはまだ決定していないと、IntelのLorie Wigle(マネージャビリティアーキテクチャおよび製品部門マーケティングディレクター)は述べている。同社の目標は標準化されたインターフェースを提供し、管理システムがハードウェアデバイスを制御できるようにすることだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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