NTT東西は、2005年1月から電話基本料を全体的に引き下げるとともに、プッシュ回線使用料を廃止することを発表した。同時に、県内通話料を引き下げる割引サービスも発表した。こちらも実施は2005年1月からだが、申し込みを2004年11月より受け付けるとしている。
現在、電話回線使用料は基本を「ダイヤル回線」とし、プッシュ回線を利用する場合には別途390円を付加機能使用料として支払う必要がある。この利用料が廃止され、新たに基本料金を「ダイヤル回線用」と「プッシュ回線用」と2系統に分けることになった。
値下げは主に、2〜3級局を対象としている。ダイヤル回線用料金は事務用回線で100円、住宅用回線で50円の引き下げが行われる。プッシュ回線用料金は、現在これに加えてプッシュ回線使用料として徴収されている390円が課金されなくなる。
5万加入以下のエリアである1級局については、プッシュ回線用料金で事務用回線が290円、住宅回線が240円値下げされるが、ダイヤル回線用料金は据え置きとなる。
また、INSネット64についても、事務用回線で100円、住宅用回線で50円が値下げされた。着信要電話は、加入電話の事務用と同様の値下げになる。
これに加えて、電話料金を口座振替で支払っている利用者のうち、支払い料金や明細などの通知をウェブで確認できるサービス(NTT東日本では「@ビリング」、NTT西日本では「Myビリング」)を利用しているものに関しては、1級局住宅用ダイヤル回線を除いて一律100円が引かれる。
新たに設けられる県内通話の割引サービスは、2つのプランに分かれている。月額利用料金無料で、3分までごとに8.5円の通話料とするものと、月額100円の利用料金で3分までごとに7.5円とするものだ。このサービスはNTT東西をマイラインプラスで指定しているユーザーが申し込んだ場合に適用される。(※金額表示はすべて税別)
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