ジャストシステムは9月28日、Linux用のワープロ「一太郎 for Linux」と日本語入力システム「ATOK for Linux」のライセンス販売を12月22日に開始すると発表した。また、両製品のパッケージ版は、オンライン販売サイトJust MyShopで2005年1月21日に発売する。
一太郎 for Linuxは、Windows版一太郎2004をベースに開発したソフトウェア。各種機能をそのまま踏襲しているほか、コマンドやメニューにもWindows版と同様の操作性を実現している。旧バージョンの一太郎やMS-Wordで作成した文書の読み込みが可能なだけでなく、Windows環境で作った文書の互換性を保つために、MS明朝/ゴシックに準拠したリコー製フォントを搭載した。
ATOK for Linuxは、最新版であるATOK17と同等の変換エンジンと辞書を搭載したLinux用の日本語入力システム。ユーザーインターフェースは、Windows版やMac版と同様のデザインを採用しているため、「使い慣れた日本語入力環境と同じ操作で使用できる」(同社)。Windows版やMac版のユーザー辞書や省入力データが流用可能。
両製品の対応Linuxディストリビューションは、Red Hat Linux 9、Red Hat Professional Workstation、Red Hat Enterprise Linux WS(Version 3)。なお、今秋発売が予定されているターボリナックスのTurbolinux次期デスクトップ製品に対してATOK for LinuxをOEM提供していくほか、サン・マイクロシステムズのSun Java Desktop SystemやノベルのNovell SUSE LINUXなど、主要Linuxディストリビューションにも順次対応していく。
各製品の希望小売価格は以下の通り。
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