松下、Blu-ray再生専用機を2006年に投入へ

永井美智子(CNET Japan編集部)2004年09月22日 17時07分
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 松下電器産業は、次世代ディスクBlu-ray Diskの再生専用機を2006年に市場に投入する計画だ。価格は10万円以下となる見込み。Blu-ray Diskはソニー・コンピュータエンタテインメントが次世代プレイステーションで採用することを表明したばかり。次世代ディスクの規格争いが激しさを増しそうだ。

 これは松下電器産業デジタルネットワーク・ソフトウエア技術担当役員の津賀一宏氏が9月22日に都内で開催された記者説明会の場で明らかにしたもの。松下はすでにBlu-ray Diskに録画可能なDVDレコーダをDIGAの最上位機種として販売している。

 次世代ディスクの有力候補としては、松下がソニーなどと共に推すBlu-ray Diskと、東芝やNECなどが提唱するHD DVDがある。いずれも青色レーザーを利用し、DVDよりも大容量のデータを記録できる点が特徴だ。Blu-ray Diskは再生専用のBD-ROMの規格策定が終わっていないため、再生専用機は発売されていない。

松下電器産業デジタルネットワーク・ソフトウェア技術担当役員の津賀一宏氏

 津賀氏は「レコーダにおけるフォーマット競争は決着している」と言い切り、Blu-rayが優位との見解を示す。「レコーダは技術的な難易度が高く、技術力のある企業がどれだけ自社陣営を引っ張れるかが重要となる。Blu-ray陣営には松下やソニーのほか、TDKなどのディスクメーカーも参加しており、参加企業を比べれば競争は終わったと言えるだろう」(同氏)と強気の姿勢だ。

 再生専用フォーマットについては、「ハリウッドの映画会社がどちらのフォーマットを採用するかが鍵を握っている」としながらも、「Sony Pictures Entertainmentや(先日ソニーが買収した)Metro-Goldwyn-Mayer Studios(MGM)がHD DVDを採用するかは疑問だ」(同氏)と話し、Blu-ray陣営の優位性をアピールした。

 ソニー・コンピュータエンタテインメントが次世代プレイステーションでBD-ROMの採用を表明したことについては、「ソニーはライバル会社でもあるが、Blu-ray陣営としてはプラスの影響のほうが大きい。ゲーム分野で大きな投資をしてもらうことは大きな追い風になるだろう」(同氏)と歓迎の意向を示した。

 同社は、デジタル家電向けの共通プラットフォームUniPhier(ユニフィエ)のロードマップについても紹介した。同システムLSIを搭載した携帯電話やデジタルカメラなどのモバイル端末を2005年に、テレビやレコーダなどを2006年に投入する予定という。「デジタル家電では、機種をいかに増やして利益を得るかという点がビジネスモデルとなる。UniPhierを採用することで幅広い機種展開をタイムリーに、しかも世界同時に行うことが可能になる」(同氏)としている。

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