携帯端末メーカーのPalmOneは米国時間20日、第1四半期の決算発表を行い、スマートフォンなどの端末の販売が好調だったことから売上高が62%増加し、四半期ベースで利益を計上したことを明らかにした。
8月27日締めの第1四半期における売上高は2億7310万ドルで、前年同期の1億6860万ドルを大きく上回った。また、利益は1960万ドルで、1株当たり利益は38セントだった。前年同期の利益は1690万ドルで、1株当たり57セントの損失を計上していた。
Thomson First Callがまとめたアナリストらの集計予想値は、売上高が2億6800万ドル、利益が1株当たり20セントだった。
PalmOneの幹部らは、第2四半期の見通しについて、売上高が3億7000万ドルになるとし、また通年では売上高が12億7000万ドルから13億1000万ドル、1株当たり利益は1ドル45セントから1ドル6セントを予想していると語った。
第2四半期の売上高に関する予想値は、アナリストらの予測を下回る。PalmOneの株価は定時を過ぎた取引で大きく変動し、最初15%上昇して42ドル89セントをつけたが、その後17.4%下がりし、30ドル81セントまで急降下した。
同社は第1四半期、3130万ドルの現金を生み出し、その結果現金及びその他の流動資金は合わせて2億1000万ドルとなった。
PalmOneは第1四半期に、98万1000台の携帯端末およびスマートフォンを出荷したが、その内訳はスマートフォンの「Treo 600」が27万3000台で、携帯端末製品が70万8000台となっている。同社はこれで合計66万1000台のTreo 600を出荷したことになる。また携帯端末の市場平均販売価格は183ドルだった。
また、携帯端末は同社の売上高の1億4430万ドルを占め、一方Treo 600は1億2880万ドルを占めた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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