日立製作所は、サーバ、ストレージ、ネットワークおよびシステム管理ソフトウェアを統一した総合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」を9月1日より発売する。
BladeSymphonyは、複雑化するオープンシステムの構築・運用に関する負担の軽減を目的とした総合サービスプラットフォームだ。システムにはXeonやItanium 2プロセッサを搭載したサーバモジュール、新開発の管理ソフト「BladeSymphony Manage Suite」などが採用されており、ユーザーは必要に応じた機能やサービスを自由に組み合わせることができる。「部門システムから大規模データセンターまで幅広く適用できる」(日立製作所エンタープライズサーバ事業部長の北野昌彦氏)
「BladeSymphony」 |
また、日立の統合システム運用管理ソフト「JP1」と連携させることで、ポリシーに基づく自動運用機能が利用可能になる。同社によると、このプラットフォームを利用することで最大40%のTCO削減が可能になるという。
Itanium 2の場合、2ウェイブレードサーバを4台組み合わせ、8ウェイサーバとして利用できるSMP機能も備える。また、ディスクアレイサブシステムのSANRISE9500VシリーズをベースにしたRAIDディスクや、ギガビットスイッチGS4000シリーズをベースにしたLANスイッチなども搭載した。
価格は構成によって異なるが、サーバシャーシ、IA-32サーバモジュール2台、スイッチ&マネジメントモジュール、ハーフラックキャビネット、BladeSymphony Manage Suiteを組み合わせた部門システム向け構成例の場合、417万円から。同社では海外市場も視野に入れているという。
事業目標値はBladeSymphony関連システム事業における今後2年間の売上高が1000億円、BladeSymphony販売台数が同3000台で、2006年度にはブレードサーバ市場におけるシェアを現在の約8%から25%に引き上げたいとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス