Nokiaは、シェア奪還計画の一環として、Coca-Colaの元幹部を雇い入れ、同社のブランドマネージメントにあたらせることにした。
携帯電話機メーカーのトップとして君臨してきた同社だが、2004年第2四半期には、市場シェアが30パーセントを割り込んだ。
フィンランドに本社を置くNokiaは先ごろ、同社製品を「プレミアム」「ファッション」「クラシック」「アクティブ」「エクスプレッション」「エントリー」の6つのマーケティングカテゴリーに分類した。Coca-Colaの元幹部Keith Pardyが新ブランドのマネジメントにあたる。
カナダ国籍のPardyは、Coca-Colaに17年間勤務し、バイスプレジデントとしてコーラ以外の商品を担当してきた。フィンランドを拠点に活動した前任者と異なり、同氏は、ロンドンを拠点に活動する予定だ。
他社の製品開発がここ数年の間に、携帯電話史上最も大きな成功を収めるなかで、Nokiaはその波に乗ることができず、起死回生を図った策も失敗に終わった。例えば、「N-Gage」と呼ばれるゲーム端末は期待外れの結果に終わり、「7700」端末は、翌年の新商品に期待する同社でプロトタイプとして利用されているだけだ。同社は遅まきながら、初心者ユーザー用の携帯電話や、3G携帯で湾、スマートフォンなどで、折り畳み式のデザインを取り入れ、シェア奪還を狙う。
しかし、どんな方向転換を図るにしても時間はかかるだろう。今年発表された商品の多くは、2004年下旬から2005年初旬に発売される予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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