米国ではオンライン小売売上が大幅な伸びを示していることが、米商務省が発表した最新データから明らかになった。
同省が米国時間20日に発表した統計データによると、米国ではオンライン小売の売上額が2004年第2四半期に、前年同期比23%増の157億ドルに達したという。全米の小売売上総額は前年同期比8%増の9190億ドルだった。Eコマースは、そのうちの約1.7%を占めている。
また、第2四半期のオンライン小売売上は、2004年第1四半期の155億ドルから 1%近く上昇した。
Eコマースの起源は明確ではないものの、先日誕生10周年を迎えたとされるオンライン小売市場は、ここ1年ちょっとで着実な成長を見せるようになった。同業界は昨年、過去最高の成績を上げている。2003年のオンライン小売売上は、2002年と比較して27%増加し、930億ドルに達した。
一部の業界観測筋は、オンライン小売売上について、2010年までは急速な勢いで拡大し続けるだろう、と予測している。Forrester Researchは先日、オンライン小売売上が今後6年間で倍増する、つまり、2004年には1440億ドルだった売上が、2010年には3160億ドルに達するとの予測を出している。
Forresterは、同市場拡大の理由として、オンラインショッピングを日常的に利用する世帯が米国内で増加していること、小売業者が革新し続けていること、Eコマースサイトが改善していることを挙げている。
登録ドメイン名数が増加していることも、より多くの企業がウェブ上で店舗を開設する予定であることを示すと見られ、Eコマース成長の前兆とされる。インターネットドメイン名の登録業者VeriSignによると、昨年は.comと.netの両ドメイン名の登録件数が少なくとも20%増加したという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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