米国時間11日、次世代DVD技術フォーマットの開発推進団体が、最初の仕様が完成したことを発表した。これによりディスク生産への道が開けることになる。
Blu-ray Disc Foundersというこの団体は、同ディスクの再生専用バージョンの物理フォーマットが完成し、メーカー各社がディスクの製造準備を開始できるようになったことを明らかにした。各社からプレイヤーとディスクが登場するのは、2005年以降になるものと予想されている。サポートするコーデックなど、再生専用バージョンに関するほかの部分は未定。書き換え可能なディスクとレコーダーは、パナソニックとソニーが既に日本で発売している。
Blu-ray Discおよび競合フォーマットのHD-DVDは、次世代のDVD技術だとされており、青色レーザー技術をベースにしている。これに対して、既存のDVD技術が使っているのは赤色レーザーだ。青色レーザー技術を使えば、2層式の書き換え可能なディスクで最大50Gバイトのデータを保存できる。ちなみに、現在でまわっているDVDの容量は4.7Gバイト。
Blu-ray DiscとHD-DVDとはフォーマットに互換性はないが、どちらも現行のDVDとは互換性がある。
Blu-ray Disc Foundersには、Dell、Hewlett-Packard(HP)、LG Electronics、日立製作所、松下電器産業、三菱電機、パイオニア、Royal Philips Electronics、Samsung Electronics、シャープ、ソニー、TDK、Thomsonの13社がメンバーとして参加している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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