DVD複製ソフトウェアメーカーの321 Studiosが業務を停止した。同社は複数の訴訟で、最も人気の高い商品の配布を違法とする判決を言い渡されており、事業撤退を余儀なくされた。
同社のウェブサイトには、製品の販売/サポートを今後行うことはできないと記されている。
「321 Studiosは、事業を継続しようと最大限努力してきたが、今年に入り、連邦裁判所から3つの販売差し止め命令が下され、事業を継続することが困難になってしまった」(同社ウェブサイト)
同社は、デジタルコンテンツのコピー防止機能を回避するソフトウェアを配布することを禁止する著作権法に対して、挑戦状を叩きつけてきた。
同社幹部らは、消費者には合法的に購入した映画DVDのバックアップを作成する権利があり、DVDの複製に利用する同社人気商品DVD X Copyはその手段を提供するものに過ぎない、と主張していた。
なお、同社の製品は店頭で入手できなくなったが、他のDVDコピーツールと同様に、PtoPネットワークをはじめとする各種ネットワークを介して、広く配布され続けている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」