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ノベル、JBossアプリケーションサーバ搭載のLinux新バージョンをリリース

Stephen Shankland(CNET News.com)2004年08月04日 10時29分
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 サンフランシスコ発--Novellは3日(米国時間)、同社の主力Linux製品にJavaサーバ機能を追加したバージョン9を発売した。また同日には、ライバルのRed Hatでも同様の動きが見られた。

 Novellのバイスチェアマン、Chris Stoneはサンフランシスコで開催中のLinuxWorld Conference and Expoでの記者会見で、Novellの「SuSE Linux Enterprise Server 9(SLES 9)」には、Javaプログラムを実行するためのソフトウェアパッケージとしてJBossのアプリケーションサーバが含まれている、と述べた。

 またRed Hatも、ObjectWeb Consortiumの「Jonas」というウェブサーバをベースに開発した、独自のアプリケーションサーバをリリースした。

 Linuxソフトウェアメーカー各社は、オペレーティングシステム(OS)以外の販売にも手を広げる取り組みを進めているが、今回の動きはそのことが浮き彫りにしている。そして、NovellとRed Hatは、BEA SystemsやIBM、Oracle、Sun Microsystemsなどの大手アプリケーションサーバメーカーとさらに競合することになるだろう。

 Stoneによると、NovellはJBossを第1、第2、第3レベルで--つまり標準技術サポートから、運営上必要な変更まで--サポートしているという。またNovellは数カ月以内に、同社のexteNdソフトウェアのコアエンジンを徐々にJBossに移行するという。exteNdは、インターネットポータルの設置や、顧客のさまざまなアプリケーションの統合を行なうソフトウェアだ。

 SLES 9は、Novellが今年1月にSuSE Linuxを2億1000万ドルで買収してから、初めて発売するハイエンドLinux製品となる。このソフトウェアではLinuxカーネルのバージョン2.6が採用されている。SLESの最大のライバル、Red Hat Enterprise Linuxでは、一部バージョン2.6で修正された部分があるものの、依然としてバージョン2.4を採用している。

 SLES 9は、それ以前のバージョンと同様、IntelのXeonやAdvanced Micro Devices(AMD)のOpteronなどの「x86」チップだけでなく、IBMのPowerプロセッサやIntelのItaniumプロセッサなどを搭載したサーバや、IBMのメインフレームもサポートしている。さらにSLES 9では、Intelの「Nocona」など、IntelとAMDの64ビット機能拡張付きx86チップもサポートされる。メーカー各社は2日、Noconaチップを搭載するサーバを一斉に発表している。

 しかしSLES 9が今までのバージョンとは異なるのは、こうしたシステムのサポートが同時に実現する点だ。「SLES 9はこれらのプラットフォーム全てを一斉にサポートしている。これまでのリリースは、各プラットフォームのサポートの時期がずれていた」とIBMのLinuxゼネラルマネージャー、Jim Stallingsは述べた。

 このほかSLES 9には、次のような新機能が含まれている:

  • Monoという元々はMicrosoftが開発したJavaに似たソフトウェア基盤。
  • 標準化されたネットワーク管理用ソフトウェアのサポート。
  • ClassベースのKernel Resource Management (CKRM) パッケージのサポート。CKRMは各タスクへの計算処理能力割り当てを行う。
  • ユーザーモードのLinuxパッケージ。1台のコンピュータ内に別のパーティションを切り、そのなかでLinuxのテスト版を動かす際に利用する。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

 

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