情報処理推進機構(IPA)は8月3日、人材育成の一環となるプロフェッショナル・コミュニティの設立を公表するとともに、ITスキル標準の研修ロードマップをウェブサイト上で公開した。
プロフェッショナル・コミュニティは、ITスキル標準の改版、企業等における活用事例の収集・分析、プロフェッショナルの後進育成に有益な情報発信等を行うことが目的となる。活動の第一弾として、ITアーキテクトという職種の認知度を上げるための「ITアーキテクト育成ハンドブック」を作成し、ウェブサイト上で公開した。さらに、今後はアプリケーションスペシャリストとプロジェクトマネジメントに対する2種類の育成ハンドブックを作成予定とのことだ。
人材育成やスキルアップの指標となる研修ロードマップについては、2003年7月から6職種(コンサルタント、セールス、ITアーキテクト、プロジェクトマネジメント、ITスペシャリスト、アプリケーションスペシャリスト)がウェブサイト上で公開されていた。今回はこれらを改訂するとともに、残りの5職種(マーケティング、ソフトウェアデベロップメント、カスタマサービス、オペレーション、エデュケーション)が公表され、ITスキル標準で定義する11職種がすべて出揃ったことになる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」