富士通とTDKは、磁気ディスク装置(ハードディスクドライブ、以下HDD)のヘッド事業において、戦略的提携を行うことで基本合意に達した。
提携内容は、ヘッド事業に関する技術的協力体制の構築と、ヘッド製造を行う合弁会社の発足。合弁会社は富士通のフィリピン子会社のヘッド事業部とTDKのフィリピン子会社を統合して設立する。出資比率はTDKが66%、富士通が34%となる予定だ。
ハードディスクは大容量化が進み、高度な信頼性も必要とされている。さまざまなシーンでの需要も拡大していることをうけ、両者は協業することにした。製品開発と供給のスピードアップと、それによる各々の事業を強化することを目的としている。
両者は今後具体的な検討を行い、10月を目処に最終的な契約締結を実施する予定だ。
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