Microsoftは米国時間27日に、新しいオンラインニュース・アグリゲーションサービスのテスト運用を開始し、競争が激しさを増す検索分野でGoogleに対抗していく。
MicrosoftはMSNBCニュースサイトと協力し、「Newsbot」というページを立ち上げる。同サイトでは、4800以上の他のサイトから集めたニュースのヘッドラインを、Google Newsに似た形で提供していく。
同社によると、このページではMSNの新しい検索技術を利用し、ユーザーが自分専用にカスタマイズしたニュースフィードを作成できるようになるという(Google Newsも似たようなサービスを提供しているが、同社では「customized alerts(カスタマイズドアラート)」と呼んでいる)
「さまざまな方法でこのサービスをパーソナライズできるようにすることで、ユーザーはニュースの受け取り方や受け取る場所について、これまで以上にコントロールできるようになる。われわれは、ユーザーがこのサービスを気に入り、近くのニューススタンドに立ち寄るような感覚で、毎日利用するようになると確信している」と、MSNインフォメーションサービス&マーチャントプラットフォーム担当のバイスプレジデント、Yusef Mehdiは声明のなかで述べている。
ニュース・アグリゲーション・サービスは、1990年代半ばからYahooのようなポータルサイトの売り物であったが、ウェブ検索技術に基づく自動ヘッドライン掲示サービスの登場は、古くからあるこのアイディアに新たな重要性を付け加えた。
Googleのニュースサービスは、最新のニュースを求める何百万ものユーザーを集めているが、一方で利用者が発信元のホームページではなくアグリゲーションサイトに流れてしまうのではないかと心配するニュースサイトもある。
Microsoftは、検索分野や関連技術分野でGoogleに奪われた勢いの一部を取り返すという目標を、ますます声高に述べるようになっている。同社はその一環として、先月MSN検索サイトの新バージョンを立ち上げた。また、同社ではウェブだけでなく、PC内部や電子メールフォルダーのなかまで検索できる先進的な検索ツールを社内で開発している。
Newsbotサイトの最初のバージョンは、利用者の手応えを調べることを狙ったテストサイトになるという。また最終版はテスト期間の終了後に改めて開始される。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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