KDDIとゼンリンは、ゼンリンデータコム協力の下でau携帯電話のBREWに対応したベクトルビューアを開発した。これにより、GPS対応携帯電話でベクトルデータ配信による住宅地図情報の閲覧を実現した。
従来からauでは、GPS対応携帯電話を利用して道路地図や市街地図を表示させるサービスを展開してきた。今回開発されたベクトルビューアはBREWプラットフォーム上で動作するもので、携帯電話専用の住宅地図ベクトル配信フォーマットと組み合わせての利用となる。ベクトルデータ地図は画像データ地図に比べてスムーズな拡大・縮小ができるほか、スクロールもなめらか。情報量も多く、詳細な住宅地図およびビル等建物内の付加情報も閲覧できるようになる。
詳細な地図がスムーズに利用できることにより、各種フィールドワーク業務への利用が促進される。さらに、導入企業の管理する顧客情報の登録や閲覧、更新の機能も充実し、地図上で色分け表示もできるようになった。KDDIはこれを利用して、より利便性に優れた法人向けモバイルソリューションの展開が期待できるとしている。
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