米国時間7日、Siebel SystemsとBMC Softwareの2社はそれぞれ、第2四半期の決算内容がアナリストの予測を下回る見通しであることを明らかにした。両社は、受注確度の高い顧客の購買決定が遅れたことを理由に挙げている。
ビジネスソフトウェアを開発するSiebelは、6月30日締めの第2四半期の売上が、約3億100万ドルになる見込みだと発表した。First Callによれば、アナリストらは3億5300万ドルの売上を予測していたという。
「結果は期待外れだった。原因は、四半期末に特定の潜在顧客や既存顧客の購買決定が予想外に遅れたためだ」と、同社は声明のなかで述べた。
Siebelは、第2四半期に200万〜400万ドルの営業利益を計上する見通しだと述べたが、1株あたりの利益は公表しなかった。
何社かのアプリケーションベンダーが第2四半期の業績について、予測を下回りそうだと報告している。同日のこれより早い時間に、PeopleSoftも第2四半期収益が予想を下回る見込みであることを発表していた。
Siebelの株価は、時間外取引で7ドル65セントまで急落した。通常取引時間には、前日比2.56%高の9ドル21セントでひけた。
一方、BMCは、売上が3億1800万〜3億2800万ドルになる見通しだと述べた。4月時点で、同社は3億4500万〜3億5500万ドルの売上を計上する計画だと述べていた。
また、BMCは、1株当たり12〜16セントの利益を以前まで予測していたが、これを11〜14セントに下方修正した。
BMCの株価は、時間外取引で15ドル30セントまで下がった。通常取引では、1.36%安の16ドル67セントでひけた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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