デル、欧州でのLinux PC販売報道の背景を説明

Michael Kanellos(CNET News.com)2004年07月07日 16時23分
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 欧州のあるPCディーラーが、Linuxを搭載したDellのデスクトップPCの販売を開始した。だがDellでは、同マシンがディーラーによって独自にカスタマイズされたものであり、またこうしたことが起こったのは今回が初めてではない点を強調した。

 イタリアのQuestarというコンピュータ販売業者は、ビジネス向けデスクトップのOptiplexに、Linuxのディストリビューションの1つである「Linspire 4.5」と、Microsoft Officeの替わりとなるオープンソースソフトウェア「OpenOffice」を搭載したシステムの出荷を開始した。同システムのベーシックモデルは、プロセッサにCeleron-2.4GHzを搭載して約562ドルで販売される。

 Dell広報のJeremy Bolenは、QuestarによってLinuxを搭載したDell製PCが販売されていることを認めたが、しかしディーラー各社はこのようなPCのカスタマイズを認められていると述べた。DellはPCの大部分を顧客に直接販売しているが、同社の製品を扱うたくさんのインテグレータ(SI)や再販業者もいる。これらのSI業者は、直販モデルがそれほど受け入れられていない海外市場で営業していることが多い。

 Bolenは、DellのPCがLinux搭載で販売されるのは今回が初めてではないと付け加えた。また、Dell自体がLinux搭載マシンを販売することはないが、なかにはこの点を誤って報道したニュースも散見され、またこの誤解がQuestar側のプレスリリースから発生したようだと説明した。

 Dellでは、ディーラーがLinux搭載PCを販売した場合にも、ハードウェアに対しては保障を行うが、しかしソフトウェアに起因するトラブルへのサービスやサポートは提供しない。Bolenは「Dellの工場でインストールされたものではないからだ」とその理由を説明した。

 1999年に、Dellは個人ユーザー向けのデスクトップPCで、オプションとしてLinuxの提供を開始したが、Bolanがいうには「需要が少なく、その提供をとりやめた」という。

 個人ユーザー向けのオプションからは無くしたものの、Dellは工場設定サービスを利用する企業ユーザーにはLinuxを利用できるようにしている。同社はまた長年にわたって、サーバやワークステーション向けにLinuxの提供を続けている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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