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AOSテクノロジーズと米ザイブナー、リモートメンテナンスシステムを共同開発

永井美智子(CNET Japan編集部)2004年07月07日 12時41分
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 AOSテクノロジーズは7月6日、米Xybernautと提携し、ウェアラブルコンピュータを使ったリモートメンテナンスシステムを販売すると発表した。製品名は「iSeeWeb Maintenance」。同日より販売を開始する。

  AOSテクノロジーズは1995年に設立された企業。ブロードバンド向けのシステムを開発・販売しており、音声や映像の圧縮・送信技術に強みを持つ。2003年6月に社名をアルファ・オメガソフトから変更した。Xybernautは1990年に設立され、ウェアラブルコンピュータに関する特許を700件以上保有しているという。

  iSeeWebはAOSテクノロジーズが開発した遠隔コミュニケーション用のサーバソフトウェアで、VoIPに画像送信技術を組み合わせたもの。これまでにiSeeWebを活用した製品としては、インターネット会議システムのiSeeWeb Conferenceなどがある。

iSeeWeb Maintenanceで利用するXybernautのウェアラブルコンピュータ

  iSeeWeb MaintenanceはiSeeWebとXybernautのウェアラブル端末を組み合わせたシステム。上下水道や船舶などのメンテナンス作業現場を対象とする。現場の作業者がウェアラブル端末を装着し、端末のカメラで撮影した映像を本部に送信することで、本部から直接作業者に向けて指示が出せる。これにより、本部の担当者がその都度現場に出向くことがなくなり、作業の効率性が上がるという。端末はディスプレイ、キーボード、ヘッドセットからなり、IEEE 802.11bの無線伝送を行う。

  AOSテクノロジーズ代表取締役社長の佐々木隆仁氏は「ハンズフリーのシステムを作ろうとするとどうしてもひっかかってしまうような特許をXybernautは持っている。今回の提携により、Xybernautの特許を利用した製品開発が可能になる」と今回の提携の狙いを話す。Xybernaut代表兼CEOのEdward G. Newman氏は「AOSテクノロジーズは重要な画像圧縮技術を持つ。米国では9.11の事件以来、国土安全保障が大きな課題となっており、遠隔地の画像データなどの情報を収集・解析することのニーズも高まっている。AOSの技術が米国でも活躍するだろう」と期待を寄せた。

  システムの販売価格は構成によって異なるが、作業拠点1カ所あたり50〜100万円。別途iSeeWeb Maintenanceサーバの導入に1000万円程度が必要となる。販売は、日本市場の場合AOSテクノロジーズが、米国市場ではXybernautが中心に行うとしている。

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