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アップル、次期Mac OS X「Tiger」や30インチ液晶ディスプレイなどを公開

Ina Fried(CNET News.com)2004年06月29日 06時30分
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 サンフランシスコ発--Apple Comptuer最高経営責任者(CEO)のSteve Jobsは28日(米国時間)、検索機能を強化した新バージョンのMac OS X「Tiger」を披露した。Tigerは来年発売になる予定だ。

 同社の「Worldwide Developer Conference」で基調講演を行ったJobsは、Tigerについて、今回は開発サイクルのかなり初期段階にあるものを公開したと述べ、この新OSが2005年前半には出荷になることを明らかにした。これが実現すれば、MicrosoftのWindows次期大型バージョン「Longhorn」よりも、1年以上も早いリリースとなる。

 「われわれは競合相手と比べて先行しており、そしてAppleは再びイノベーターとなっている。誰もが、われわれの後を追いかけている状態だ」(Jobs)

 Jobsがとりわけ強調したのはSpotlightという新しい検索エンジンだが、Macユーザーはこれを使ってシステム全体を検索し、メールやアプリケーションファイル、アドレスブックの項目など、どんなファイルでも素早く見つけ出せるようになるという。

 Spotlightは、iTunesで使われている検索技術を借用したものだが、コンテンツや隠しデータの中味まで調べることが可能で、多数のファイルタイプに対応している。

 「手作業では決して探し出せないようなファイルも見つけてくれる」(Jobs)

 Jobsはまた、Tigerに追加される150種類ほどの新機能のうちから、いくつかを披露してみせた。このなかには、たとえば小さなアプリケーションを管理する「Dashboard」という新しい機能や、手直しを施されたスクリプト言語「Automator」、そして機能を強化したテレビ会議/インスタントメッセージプログラム「iChat AV」などが含まれている。

 新しいiChatでは、最大10人の参加者と音声を使ったやり取りができるほか、自分以外のユーザー3人までとビデオ会議を行なえるようになる。

 Dashboard機能は、MicrosoftがプレビューしたLonghornの機能にやや似ている面もあり、また初期のMac OSのデスクアクセサリプログラムを彷彿とさせるところもある。Dashboardは、スティッキーズやiTunes Remote、ウェブカメラなどの小さなプログラムをシングルクリックで立ち上げられるようにするもので、Mac OS 10.3「Panther」に搭載された「Exposé」機能と同様に、単一のキー操作で表示・非表示を切り替えられる。

 一部のMacファンは、DashboardがKonfabulatorというサードパーティ製プログラムに似ていることに、すぐに気付いたようだ。Konfabulator関係者のコメントはすぐには得られなかった。

Steve Jobsの
基調講演
56.6K 220K
Windows Media Player

 Jobsはまた、機能を強化した20インチおよび23インチの液晶モニター、そして新しく登場した30インチの液晶モニターを紹介したが、これらのモニターはすべて、新しいアルミニウム筐体となった。30インチの平面パネルモニターの価格は3000ドルを超え、またそれにハイエンドのグラフィックカードのコストがプラスされる。

 「当分、これをみる度によだれが出ることは間違いない」というのは、Symantecの品質保証エンジニアのNick Uchidaで、同氏はおそらく自宅用にこのディスプレイを買うことはなく、また仕事場で使うこともなさそうだと認めた。

 8月に出荷予定のこのモニターの価格は3299ドル。2,560×1,600ピクセル という高解像度をもつこのモニターを利用するには、GeForce 6800 Ultraというハイエンドのグラフィックカード(小売価格は599ドル)が必要となる。

 30インチモデルが動作するマシンはMacだけだが、新しくなった20インチおよび23インチのモニターのほうはWindows PCでも利用できると、Jobsはこれらを紹介しながら説明した。このモニターのアルミニウム筐体にはFirewireおよびUSBポートが内蔵されている。下位2モデルは7月に出荷となる予定で、価格のほうは、20インチが1299ドル、23インチが1999ドルとなる。

 同カンファレンス参加者のなかには、とりわけ開発者はソフトウェア開発キットを先に手に入れ、プログラムを書き始められることから、Tigerが来年までリリースされない点を特に問題にしていないという者もいた。

 Will Bartonという参加者は、AppleがOSをリリースするベースを少し遅くしていることについて、1年に1度新しいバージョンが出されては多くの開発者がついていけないとして、これを歓迎していると述べていた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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