コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)と日本レコード協会(RIAJ)は6月28日、ファイル交換ソフトウェアの利用実態に関する調査結果を発表した。それによると、2004年4月時点でファイル交換ソフトウェアを利用している人の割合は2.8%で、過去に利用した経験のある人は4.3%いた。前年実施した同様の調査では、利用中が3.4%、利用経験者が3.0%だった。
インターネット利用者数の推移を考慮すると、2004年4月時点のファイル交換ソフトウェア利用者数は約94万9000人(前年は約98万6000人)、利用経験者は約145万7000人(同約87万人)となる。両協会は「現在利用中の人数は、やや減少傾向にある」としている。
現在利用中のユーザーに対し、過去1年間にダウンロードしたファイルの数を質問したところ、総数は平均137個。コンテンツの内訳は、音楽関連49.6個、映像関連63.0個、ソフトウェア7.8個、写真関連10.1個、文書関連6.6個となった。
ファイルを他人に送信できる状態にすることは、利用中のユーザーの37.9%が経験している。共有ファイル数は平均107個あり、内訳は音楽関連60.2個、映像関連43.2個、ソフトウェア1.4個、写真関連2.1個、文書関連0.3個だった。
ファイル交換ソフトウェアの種類については、現在利用中のユーザーの71.9%がWinMXを、50.6%がWinnyを利用したことがあり、「Winnyの利用者が増加している」(両協会)。
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