インテル、新チップセットと新プロセッサで「デジタルホームを実現する」

藤本京子(CNET Japan編集部)2004年06月22日 17時11分

 インテルは22日、3種類の新チップセットと、ハイパー・スレッディング・テクノロジー対応のPentium 4プロセッサを発表した。これらは、先週米国にて開催されたプレビューイベントで披露されたもので、今回が日本での正式発表となる。

 チップセットはマイクロプロセッサとPCの他の部品をつなぐブリッジの役目を持つ。今回発表されたのはコードネーム「Grantsdale」「Alderwood」と呼ばれていた915G、915P、925Xの3種類。これらのチップセットは、オーディオ、ビデオ、グラフィックなどの性能が向上しており、かつては特別なPCにのみ搭載されていたAV機能が通常のPCでも容易に利用できるようになるという。

 具体的には、915Gにはインテル グラフィックス・メディア・アクセラレータ900が採用されており、これまで以上に優れたグラフィック性能を提供できるという。「2003年に発表された865Gの内蔵グラフィック性能は、2002年発表の845Gに比べて1.6倍程度性能が向上していたが、今回のものは865Gよりさらに1.7倍の性能向上が実現した」と、インテル インテル・アーキテクチャ技術本部長の阿部剛士氏は説明する。

 また、すべてのチップセットで新高速メモリであるDDR2をサポートしている。同メモリをサポートするのは、インテル製のチップセットとしては今回が初めて。さらに、10年前の規格であるPCI標準と比較して3.7倍以上のスループット性能をもつ新しい広帯域バス技術、PCI Expressバスアーキテクチャを備えている。

 これらのチップセットと同時に発表された同社のプロセッサは、2.8GHzのPentium 4 520、3GHzのPentium 4 530、3.2GHzのPentium 4 540、3.4GHz のPentium 4 550、3.6GHzのPentium 4 560の5種類となる。

 発表会場では、デル、エプソンダイレクト、富士通、NECなどから同日発表された新チップセット搭載のPCも展示されていた。価格は、Pentium 4 550、915G Expressチップセット、256Mバイトメモリ、40GバイトHDD、Windows XP Professional Edition搭載の富士通FMV-E625が20万2000円からとなっている。

インテル代表取締役共同社長の吉田和正氏

 インテル代表取締役共同社長の吉田和正氏は、「テレビやVTR、カメラ、ステレオなど、様々な機器がアナログからデジタルへと進化を遂げたのと同時に、ブロードバンド化が進むにつれ、よりリッチなコンテンツが提供されるようになった。いま日本では、ノートPCをはじめとするモバイル分野で盛り上がりを見せているが、やはりPCの発展はデジタルホームの実現に欠かせない。インテルのプラットフォームは、マルチタスク性能を備えており、より豊かなユーザーエクスペリエンスを提供できる。インテル製品の進化を生かして、デジタルホームを実現していきたい」と述べた。

 また、阿部氏は「この1年での進化を数字で見ると、プラットフォーム性能が19%、整数演算性能が18%、浮動小数点演算性能が29%高速になった。この10年で一番の性能向上であり、インテルのデスクトップ戦略の方向性を位置づけるものといえる」と述べた。

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