CRCソリューションズ、サイベース、エフ・エヌ・エックス・エル・エル・シー(NFX)、サン・マイクロシステムズの4社は、低価格回線を利用した事業継続プラン(BCP)の実用性を検証する作業を終えた。4社が6月17日に明らかにしたもので、「金融機関などのミッションクリティカルなシステムに対し、必要とされるパフォーマンスを提供可能であると実証できた」(4社)という。
4社の検証プロジェクトでは、業務停止によって巨額損失が発生する中堅金融機関のディーリング業務を想定している。NFXの業務パッケージFNX Sierra、サイベースの複製サーバSybaseReplication ServerおよびリレーショナルデータベースシステムSybase Adaptive Server Enterprise、サンの各種Unixサーバを組み合わせてシステムを構築。通信回線として価格の低いBフレッツを使用し、約30km離れた地点間でシステム復旧/業務再開について運用手順、処理性能を含めた検証を行った。
検証結果について4社は、「この構成が実運用に耐えうる十分な信頼性を備えていることを実証できた」と説明する。「従来の専用線を使用した場合と比べシステムのランニング費用は圧倒的に少なく、今までにない低コストBCPが可能となる」(4社)
今後、4社はこのプロジェクトで得たノウハウを現実的なソリューションとして、積極的に提案するとしている。
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