複製ソフトの開発元、またも訴えられる--今度はビデオゲームメーカーから

John Borland (CNET News.com)2004年06月16日 11時50分
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 大手ビデオゲームソフトメーカーの団体が、321 Studiosを相手取り、同社が新たに発売したビデオゲーム複製ソフトウェアを不法だとして訴訟を起こした。321 Studiosは、現在販売禁止となっているDVD複製ソフトウェアで最もよく知られた企業。

 Atari、Electronic Arts、およびVivendi Universal Gamesは、321 Studiosの「Games X Copy」というソフトウェアの流通差し止めを求め、同社をニューヨーク連邦裁判所に提訴した。

 Entertainment Software Association(ESA)の会長、Douglas Lowensteinは声明を出し、「ビデオゲームに組み込まれた保護技術を回避する機器またはプログラムを製造/配付/販売することは不法である、と連邦法で明確に定められている。321 StudiosのGames X Copyは、まさにこうした行為を目的としたものであることから、われわれは同製品の流通禁止を求める要請を裁判所が認めてくれると確信している」と述べた。

 321 Studiosは数年前から何度も提訴されており、そのどれもが同社のディスク複製技術を巡るものだった。

 321 Studiosの製品は、CompUSAのような小売りチェーンで販売されるなど、市場に出回るDVD複製ソフトウェアのなかでも、1年以上にわたって最も高い人気を誇っていた。ところが、ハリウッドの大手映画各社は、同プログラムが市販の大半のDVDに備わる複製防止技術を侵害し、連邦著作権法に違反したと述べていた。

 2月には、サンフランシスコ連邦裁判所の判事が映画会社側の主張を認め、同ソフトウェアの流通停止命令を下した。ニューヨーク連邦裁判所の判事も別の数件で同主張を認める判決を下しており、321 Studiosは現在、DVD複製ソフトの販売に関して少なくとも3件の差し止め命令を受けている。

 同社はこれに応える形で、保護のかかったDVDを複製する機能を同ソフトウェアから削除し、現在はこの機能限定版を販売している。同社はサンフランシスコとニューヨークで上訴しているが、数週間前には社員の大半を解雇していた。

 ESAによると、米国では昨年、70億ドル以上のエンターテイメント関連ソフト製品が販売されたが、その大半をビデオゲームが占めたという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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