NECは6月1日に、IP電話導入やコミュニケーション集約、ネットワークセキュリティ確保などを実現するためのIT/ネットワーク統合ソリューション「UNIVERGEソリューション」の提供を開始すると発表した。UNIVERGEソリューションの第一弾として、同社は大企業の部門/拠点や中堅/中小企業に適した「ソリューションパック」「らくモデル」計6種を出荷する。それぞれの概要は以下の通り。
- IPテレフォニー パック:
短期間かつ経済的なIP電話導入を可能とする。提供価格は540万円(電話機50台、基本構成)。出荷開始時期は7月1日
- ユニファイドコミュニケーション パック:
電話、電子メール、音声メール、FAXなどの連携活用、ウェブ会議、ソフトフォン、電子電話帳の連携活用、複数の業務システムのシングルサインオン利用、外出先からの社内システム利用などを可能とする。提供価格は450万円(50ユーザー、基本構成)。出荷開始時期は6月1日
- セキュアワイヤレスLAN らくモデル:
安全性の高い企業内無線LAN環境の短期間かつ経済的な導入を可能とする。提供価格は680万円(100ユーザー)から。出荷開始時期は7月1日
- ウイルス検疫VLAN らくモデル:
セキュリティソフトウェア適用やパッチ更新の徹底を図り、ウイルスの感染/拡散を未然に防止する。提供価格は1270万円(500IP)から。出荷開始時期は8月末
- セキュアリモートアクセス らくモデル:
外部から携帯電話機やノートPCで社内システムをアクセスする際に安全を確保する。提供価格は170万円(100ユーザー)から。出荷開始時期は8月1日
- IPコンタクトセンター パック:
ブロードバンドで映像や音声などを配信する顧客対応や、顧客の要望/意見などを新商品開発やサービス品質向上に反映させる。提供価格は1700万円(50ユーザー、基本構成)。出荷開始時期は7月1日
また、同社は同ソリューション拡販を目的とする組織「UNIVERGEサポートセンター」を新設した。同組織を通じ、新規ソリューション開発、パートナー製品を含む各種ハードウェア/ソフトウェアの組み合わせ検証、システム構築方法論の整備/体系化、パートナー企業を含めたSE/営業要員の技術支援、ネットワークリモート監視サービスの代行などを手がける。
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