企業のデータセンター内でユーティリティコンピューティングを行うことを可能にする技術仕様の策定が完了した。管理ソフトウェアを販売する企業で構成されるDCML Organizationが米国時間24日、このDCML Framework仕様を公開した。
Data Center Markup Language(DCML)を利用することで、開発者は、サーバやストレージ機器、業務アプリケーションなどの技術資源を管理するソフトウェアツールを開発できるようになる。DCMLをとりこんだ市販製品は今年中にも現れる可能性がある。こうした製品を導入すれば、顧客は、柔軟にコンピューティング資源を必要な箇所に供給して、計算処理需要にうまく対応できるようになる。たとえば、四半期末の決算を迎える企業が、決算処理に多くのサーバを割り当てられるようになることが考えられる。DCML Organizationは、同仕様の開発を継続するために、6月までに標準化団体と提携または合併することを目指す。DCML Organization会長で、Computer Associates International(CA)役員のLouis Blattは、同団体がOrganization for the Advancement of Structured Information Standards(OASIS)もしくはDistributed Management Task Force(DMTF)のいずれかと正式な提携を結ぶ予定である、と話している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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