オープンソースに「利益追求の余地は大」--各社幹部がディスカッションで

David Becker (CNET News.com)2004年05月20日 12時49分

 サンフランシスコ発--ソフトウェアを無償で配れば簡単にお金が儲かる。ただし、配りすぎはいけない。

 これは、オープンソースソフトウェア系企業の経営者たちが、Software and Information Industry Association主催のEnterprise Software Summitで話した内容の要旨だ。このイベントのパネルディスカッションに参加した各社の幹部は、Linuxから利益を得る余地は十分にあると語った。

 MySQLのマーケティング担当バイスプレジデント、Zack Urlockerは、MySQLがオープンソースデータベース製品で利益確保可能なビジネスを確立できた秘訣は、さまざまなライセンスプランを提供していることだと述べた。ソフトウェア内部の強化部分の公開を誓約するオープンソースライセンスに同意すれば、MySQLのソフトウェアはだれでも無償で入手できる。だが多くの法人は、自社開発した部分を手元に置いておけるようライセンス料を支払っている。

 「実際のところ、われわれは従来のソフトウェアベンダーとほとんど同じような方法で利益を上げている。売上の大半はライセンス料だ。われわれには、こちらが無償で提供するのでそちらも無償で提供してもらう、というライセンスポリシーがある。逆に、自分のソースコードを公表したくなかったら、相手にライセンス料を支払えば公表しなくていい」(Urlocker)

 このように、同じプログラムを異なるライセンスモデルを使って提供することは、オープンソース信奉者の間で論争を呼んでいるが、Urlockerは、MySQLの成功にはこれが欠かせないと話している。

 「われわれは宗教でも、カルトでも、慈善団体でもない。われわれは営利企業だ。オープンソースはただ乗りができると考える人は今後もいなくならないだろうが、信頼性、柔軟性、サポートを求めて進んで対価を支払う法人顧客の存在がある」(Urlocker)

 NovellのLinux事業部ディレクターMichael Asayも、オープンソース製品をビジネスにするにはサポートとサービスに加え、柔軟なライセンス条件を提供することが重要だという点に同意している。

 「認識は変化した。タダで何かをもらえると考えるような人はもはやいない。だが、人が対価を支払う対象がこれまでとは異なる。(ライセンス料の場合は)自由な権利を得るために対価を支払っている」(Asay)

 Asayはさらに、「Linuxは(ソフトウェアにかかる)総費用を徐々に減らしていくための手段の1つだ。そして、多くの企業にとっては、このことがLinuxに投資する大きな要因となっている。だが、それでも利益を獲得する余地は十分に残っている」と語った。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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