富士通は5月17日、保守/運用サービス事業を再編/強化する計画を明らかにするとともに、計画の一環として富士通サポートアンドサービス(Fsas)を完全子会社化することを発表した。
富士通は保守サポート体制の強化に向け、同社の保守技術開発部門、フィールドCE教育部門、集中コールセンター、バックアップサポート部門をFsasに移管し、保守機能を集約する。「両社間における機能/リソースの最適配分が実現し、ファーストコールからフィールドCEによる解決までのサポートプロセスが一本化することで、スピードアップが可能となる」(富士通)。さらに、保守拠点および要員の配置、地域ごとの保守体制の見直しなどを実施し、パートナー企業との連携によるサポート力強化も図る。
また、サービスインフラを結集することで、「オンサイトでのシステム運用支援サービス」や「システム導入/移転請け負いサービス」といったサービスの提供も可能になるとしている。
富士通によるFsasの完全子会社化は、2004年6月29日に開催するFsasの株主総会にて承認を受けた後、株式交換で10月1日に実施する予定。交換比率は、富士通株式1に対しFsas株式2.72。株式交換を実施するにあたり、富士通は普通株式6805万4400株を新たに発行する。
富士通のプレスリリース
(保守/運用サービス事業の再編と強化)
(富士通サポートアンドサービスの子会社化)
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