日本ベリサインは5月10日、セキュリティチップTrusted Platform Module(TPM)を搭載する富士通製ノートパソコンFMV−LIFEBOOKシリーズのユーザーに対し、1年間有効な電子証明書を無償提供すると発表した。同パソコンは同日富士通が発表した製品で、TPMチップがオプションとして用意されている。
日本ベリサインは、1年間無料で使用できる電子証明書の発行をウェブサイトで受け付ける。この証明書を使うと、ユーザーは公開鍵インフラ(PKI)技術を使って電子メールへの電子署名や暗号化などが行える。
TPMチップは、セキュリティ技術関連の業界団体であるTrusted Computing Group(TCG)の仕様に準拠したハードウェアモジュール。ネットワークにおけるより確実な機器認証やファイルの暗号化など、セキュリティ機能の利用が可能になるという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」