米Microsoftは米国時間4月26日、ドイツ・アーヘンに研究所を開設したことを正式に発表した。Microsoftは、同研究所を拠点として欧州委員会や欧州各国が出資するプロジェクトに参加していく予定だ。
研究所の名はEuropean Microsoft Innovation Centre(EMIC)。MicrosoftはEMICを活用して、ウェブサービスやセキュリティ・プライバシー関連技術、ワイヤレス技術の研究を行うという。特に重点を置くのは、エンタプライズコンピューティング、組み込みデバイス、家庭向けサービス拡大の3分野である。
EMICは既に、欧州委員会が共同出資して設立したプロジェクトに参加し、EヘルスやEラーニングのウェブサービスやセキュリティ・プライバシー関連技術、ネットワーク技術を開発中である。これらのプロジェクトは、175億ユーロもの資金を投じて推進される第6次研究フレームワークプログラムの一環で、2006年が研究の最終期限になっている。
Microsoftは現在、売上の20%をR&Dに投資しているという。この情報に基づくと、今年のR&D投資額は68億ドルと推測される。
EMICのスタッフ数は現在12人。これから数カ月の間に20人に増員する予定だという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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